プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう?」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも-。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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部屋数はもう必要ない、というご家族に…大胆な2LDKをご提案
細かく区切られたプラン、部屋数が必要な場合はこれで十分だが…
before
beforeの間取りから見てみましょう。beforeは4LDKで、全ての部屋がバルコニー、もしくはルーフバルコニーに面した角部屋。ただ、細かく仕切られたプランで、あまり広さを感じられないのが残念。また、LDKも17.8帖の広さがありますが、キッチンが独立タイプのためちょっと閉塞感あり。部屋数にはこだわらずもっと広々と空間を使いたい!と思っている方に向けて、プランを考えてみました。
用途を限定せず、空間を楽しむ。庭園のような廊下と、広く回遊性のある玄関。
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
家の顔となる玄関。パイプスペースをシューズボックスとベンチで挟み込むようにして配置。タイルを張ったり、アクセントになるようなカラーで塗装したりすれば、パイプスペースとは思えないオブジェのような存在にもなりえます。単なる出入りだけでなく、家族が集う場所としても。縁側に腰をかけるようなイメージでベンチに腰掛けて、ゆったりと読書を楽しんだり。土間部分の仕上げによっては、DIYを楽しむスペースとしても活用できます。
玄関に配置したWICには外回りで利用するものを収納。ルーフバルコニーへの勝手口がついているのも魅力。
土間を挟んだ位置にある書斎は離れのような感覚で。集中できること間違いなし。コンパクトながら窓付きのため、外を眺めるなどの気分転換もできますね。
玄関から続く廊下は、飛び石を配置して、日本家屋の庭園のように。ちょっとしたくぼみを活かして、坪庭を作ったり…。盆栽を飾るもよし、ジオラマ的に遊んでみるもよし。住まう方のセンスが試される空間ともなっています。
玄関は出入りするもの、廊下は通り抜けるもの…そんな風に用途を1つに限定せず、内装や間取りを工夫することで、様々な楽しみ方が可能に。
LDKは思い切って拡張。三方向に開口を設けています。角部屋の魅力が生きる配置です。
和室は完全に区切らず一部続き間に。廊下から続く部分には格子を設け、ゆるやかな繋がりを意識。「この先、どんな空間が広がるんだろう?」とゲストにワクワクをもたらします。
和室も二方向に開口があります。
広さと角部屋の開放感を活かしつつ、用途を限定しないことで様々な楽しみ方ができる空間に変化させることができました。
専有面積104.58m²
4LDK→2LDK+2S+DOMA
リフォーム予想金額1,200〜1,500万円
※金額は大きく変わる可能性があります。