プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう?」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも-。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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斜めの壁で3LDKにプランニング LDKは2面採光で開放的
専有面積101.69m²2LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
before
beforeの間取りから見てみましょう。beforeは2LDKで、全部屋バルコニーに面して窓が付いた開放的な間取りです。LDK面積が広いのも特徴ですね。ただ、LDKは広いですが個室は2部屋と少なく、また洋室は壁一面にクロゼットがあったり、バルコニーの開口部が多いため、家具のレイアウトに少し工夫が必要です。洋室に出入り口が2か所あれば、部屋を壁や収納家具などで仕切って2部屋に使えるのですが、出入り口が1つしかないので1部屋としてしか使えないのがネックです。玄関スペースが狭いのも少し気になるので、リビングのゆとりは確保しながら、間取りを整理をしたいと思います。
斜めの壁で2LDK→3LDKにプランニング。広々LDKは開放感抜群!
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
専有面積が100平米を越える、マンションとしてはかなりゆとりのある部屋なので、今回は4人家族が住む家を想定しました。玄関ドアがある壁と平行に、室内壁を斜めにプランニングしているのが特徴です。もとのプランでは玄関が狭かったので、室内の廊下を最小限に抑えて玄関を広げました。シューズクロークも新しく設けています。
玄関横に家族全員で使うファミリークロークを作ったのは、収納を1か所に集約することで各個室の広さを確保でき、また物が1か所に集まる片付けやすい家を目指しました。クローク内の換気ができるよう小窓を活かしています。
玄関ホールから出入りする部屋は窓が確保できないため、リビングに接する壁に室内窓を作りました。この室内窓をフロートガラス(普通ガラス・透明ガラス)にすれば部屋の中が見え、すりガラスや型板ガラスにすれば視界は遮るけど光を通すので、部屋の用途によって選択するといいでしょう。子供が小さい間はフロートガラスにして、大きくなったらガラスフィルムをDIYなんていうのもOK。
家族が集まるリビングは広くとり、リビングを通って洗面室・浴室へアクセスする動線に一新。キッチンと洗面室(洗濯機置場)の距離が近いため、料理と洗濯の家事動線が短くなりました。また、先ほどの室内窓の下にカウンターを配置し、PCや勉強ができる書斎コーナーにしています。
無駄をそぎ落とした結果、一部屋増えたのに狭さを感じさせない間取りに生まれ変わりました。
専有面積101.69m²
2LDK→3LDK
リフォーム予想金額1,500~2,000万円
※金額は大きく変わる可能性があります。