プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう？」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも－。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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美しき組子と欄間に魅せられた男が生み出したプラン
専有面積57.75m² 3LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
before
上半分にLDKと水回り、下半分に個室3部屋が並ぶ縦長リビングの間取りで、収納は中央の和室4.5帖のみに配置されています。
今年の春、とある所で目にした組子や欄間に感動し、『組子や欄間の美しい装飾を取り入れたプランを作ってみたい！』という想いでプランニングを開始しました。組子や欄間を使う＝昔ながらの町屋や民家のイメージがあり、そういった要素もプランのあちこちに取り入れています。
土間＋縁側＋和室の懐かしい町屋建築風プラン
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
まず玄関を入ると土間と縁側の板間がスッと奥まで続き、真正面にある組子のドアが目に入ります。土間と和室を仕切る建具は障子を。障子の上には欄間を－。窓の無い廊下に少しでも光と風を取り込むために障子と欄間を用います。
縁側の板間は土間との高低差を10cm以下に抑え、板間と畳の高さはフラットに。日々段差を上り下りすることを考慮し、なるべく上り下りの負担にならない高さにと考えています。しかしその反面「縁側に腰掛けて、ちょっとした来客と話たり、自転車の整備や靴磨きなんかするのにいいな」という思いも正直あり･･。 しかし、縁側で腰掛けることを優先してしまうと土間と板間の高低差が大きくなり、段差の上り下りが煩わしくなる（場合によっては手摺が無いと危険）なため、土間と板間の高低差はせいぜい階段1段分、高さは20cm前後に抑えるのがベターだと思います。
土間はモルタル仕上げで、組子ドアの前だけ飛び石です。玄関から組子ドアまで全てモルタル仕上げにするとちょっと味気ないかなと思い、しかし廊下全てを飛び石にすると石とモルタルのちょっとした段差が危ないので、立ち止まって開く動作が必要なドア前にだけ飛び石の意匠を取り入れました。
リビングにも縁側の板間が続いていますが、こちらは腰掛けるベンチとして設けているため、床との高低差は廊下よりも高くなっています。和室とリビングの間にある開口部は腰窓ですが、京都芬陀院（雪舟寺）にある丸窓の意匠もいいですね。
キッチン背面の収納は昔ながらの水屋を並べます。もし揃えるのが困難であれば造作を。キッチンの側面にも組子の装飾パネルを施し、水屋も一部の戸を組子にし、間に接照明を入れて･･･と、プラン図からは伝わりにくいですが、組子をふんだんに使いたい想いで溢れています（笑）
専有面積57.75m²
3LDK→2LDK
リフォーム予想金額800～1,000万円
※金額は大きく変わる可能性があります。
カッテに自信作！
