プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう?」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも-。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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部屋は四角じゃなくてもいいんじゃない?
専有面積71.25m² 3LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
before
「四角く区切られた部屋は使い勝手がいいけど、そもそも四角にこだわらなくてもいいんじゃないか・・・?」
何の変哲もない、どこにでもある3LDKの間取りを見ると、大小さまざまなサイズの四角が組み合わさった結果“3LDKの間取り”としてカタチになっています。たしかに、四角は家具配置がしやすく、汎用性が高い形状と言えますが、汎用性を求めた結果、面白みのない・似たり寄ったりの間取りが大量生産され今日に至っているのも事実。かと言って、壁・柱に丸やカーブを多用すると家具配置に不便が生じます。
四角や丸以外の方法で間取りを構成することはできないのか・・?そんな思いから誕生したプランです。
リビングテラスをインナーバルコニーに。目を惹く大きな引き戸が空間のアクセント
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
3四角は一切排除し「斜めの壁」で構成したプランです。
玄関とベッドルームの間に室内窓を設けていますが、窓は無くして、電気をつけないと真っ暗な空間にする方法もあります。照明はなるべく抑えて、薄暗い玄関から廊下を進んだ先のドアを開けると、明るく開放的な空間が広がる-!そんなギャップも面白そう。くねくね曲がった廊下は先を見通せないので「この奥はどうなっているんだろう?」という期待と奥行き感も与えます。
さらに仕掛けがもう一つ。『壁にしか見えないシークレットドア』が廊下にあります。くねくね曲がる廊下が敵の侵入を許さない仕掛けのように見えたので、忍者屋敷的な要素を加えようと思い、廊下に隠し扉を付けました。ここで注意すべきは、廊下の壁とドアの切れ目がわからないようにすること!壁とドアの切れ目がわかりにくいように木目調の壁紙を使うか、私なら木材を壁に貼り付けますね。やるならとことんオリジナリティとリアリティを追及したいものです。シークレットドアの向こうは、あまり人目に触れて欲しくないWICやサニタリーを配置。ベッドルームとWICの動線は短く、でも他人にわかりにくくがポイントです。
くねくね廊下を進んだ先に広がるLDK。廊下と同じ材が書斎のデスクに至ります。このデスクについては2パターン考えていて、一つは床とデスクの間をFIXガラスで仕切って籠り感を出す案。もう一つは床からデスクを立ち上げて、床とデスクの連続性を強調する案。正直どちらも甲乙つけがたいです・・(笑)
外壁に対して室内の壁は斜めに配置していきましたが、四角でなくてもプランニングできることがわかりました。
専有面積71.25m²
3LDK→1LDK
リフォーム予想金額1,000~1,200万円
※金額は大きく変わる可能性があります。