プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう?」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも-。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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動かしたり取り除くことのできない躯体壁を利用して空間をはめ込む
専有面積78.10㎡ 3LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
before
beforeの間取りを見てみると、近年人気が低迷している和室が2部屋、それもLDKと続き間になっています。また浴室のスペースが狭いのも・・・。さらにこの間取りには一部躯体壁があり(青い壁が躯体壁)「壁式構造」のマンションだと躯体壁を動かしたり取り除いたりすることができないため、プランニングに制限がかかります。しかし、「リフォームできない」というわけでないので、諦めてはいけません。
『コンクリートの構造壁を利用して奥行きを演出したプラン』(100~120m²のプラン)でリビングの壁を躯体壁と想定してプランニングしましたが、壁式構造でも工夫次第で住む人に合ったプランを作ることができます。
パズルのように躯体壁の間に空間をはめ込む
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
LDKを通らないと個室へ行けない動線で、家族が顔を合わせる仕掛けになっています。玄関ホールとリビングを仕切る3枚の引き戸をガラスにすれば圧迫感を軽減することができ、リビングの光を玄関ホールに行き渡らせる狙いも・・・。玄関ホールにあった物置はスペースを縮小して洗濯機置場に。洗面室から洗濯機置場のスペースを無くして浴室を拡張。足を延ばしてゆったり入浴できます。
もともと3LDKでしたが、1部屋減らしてリビングの一角にウォークインクロゼットと畳スペースを設けました。個室は広く使えるようにクロゼットを設けず、その代わりウォークインクロゼットを家族共用で使います。収納が1か所しかない=ウィークインクロゼットに集約=片付けやすいというメリットが!
畳スペースはちょっと腰掛けるのにも便利な小上がりで、畳の下は季節家電やシーズンオフの布団などを収納するのに便利な収納です。畳スペースの向かいにある個室は子供部屋や書斎としての利用を想定し、家族の気配がお互いに感じられるように室内窓を付けています。
コンクリートの躯体壁は動かすことが出来ないので、壁を動かすのではなく、空間をはめ込むようにプランニングしました。
専有面積78.10m²
3LDK→2LDK+WIC+畳スペース
リフォーム予想金額 800~1,000万円
※金額は大きく変わる可能性があります。