プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう？」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも－。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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回遊動線とガラスの透過性を利用して狭さを感じさせないプランへ
専有面積65.10m²3LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
before
beforeの間取りはLDKに個室2部屋が接する3LDKです。幼少期にこの間取りとよく似た賃貸マンションに住んでいたことがあります。和室6帖、4.5帖、洋室がこの間取りと同じ様に並び、4.5帖に押入、洋室に天袋、室内廊下に1間のクロゼットと1間の物入がありました。さらにこの間取りの反転タイプで、サニタリー位置やキッチン・バルコニー形状が違いました。
和室4.5帖が私の部屋でしたが、窓が無いので電気を点けなければ真っ暗。夏場は風が通らないので暑く、入口に扇風機を置いてリビングの風を部屋の中に入れていました。和室6帖は兄弟の部屋。お互い個室が欲しい年頃のため、和室2部屋の間にある引き戸はずっと閉ざされていました。
両親の部屋は洋室で、洋室の収納は天袋のみ。天袋は普段使わない物を収納するのに向いていますが、毎日使う洋服を収納するのは不向きです。母は「あのマンション、収納に苦労した」と言います。
『何でこの部屋は窓が無いんだろう。窓があれば光や風が入るのに』『どうして洋室にはクロゼットじゃなくて出し入れし辛いところに収納があるんだろう？』あの頃感じた間取りに対する不便・不満が今のカッテにプランニングに繋がっていると思います。今こうしてプランニングしているのは、あの頃の経験があるからかもしれません。
子育てを終了した夫婦2人が主役のプラン
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
今回のテーマは『子育てを終了した夫婦のプラン』です。大学進学、就職で親元を離れる子ども。これまでみたいに毎日一緒には過ごさないけど、週末や長期連休には戻ってくるので部屋は用意しておきたい･･･そんなプランです。
まず、サニタリーを移動して玄関横にシューズクロークを新設。シューズクロークに接する部屋には窓が無いため、廊下側の壁をガラスのパーテーションにしています。玄関を入った正面にあるLDKとの間仕切りもガラスのパーテーションで、壁の向こう側が透けることで狭さを感じさせない工夫をしています。ガラスはデザインによって質感や透過性が変わるのが特徴。例えば、玄関からバルコニーまで一直線に見通せるように透過性の高いガラスにしたり、個室はプライバシー確保のために室内が見通せないようデザインガラスを用いるなど、色々な選択ができます。ガラスは割れるかも･･という心配のある方にはアクリルをおすすめします。
3LDK→2LDKに部屋数を減らしてLDKにゆとりをもたせ、これまで壁を見ながら料理や洗い物をしていたキッチンはリビングダイニングを見渡せる対面キッチンに変更。リビングダイニングと床材を切り替えて空間を間仕切ります。フローリング×タイルでモダンに。フローリング×縁なし琉球風畳で落ち着いた空間に。またフローリングでも材質や張り方で違いを出すことができます。
LDKの壁一面を収納にしていますが、リビングの収納をPCカウンターや腰高の収納にしてもいいでしょう。
このプラン最大の目玉は主寝室⇔洗面室⇔キッチンが一直線に繋がった動線で、洗面室の扉を開放すれば風が抜けます。起床後すぐに洗面室へアクセス可能。キッチンと洗面室（洗濯機置場）の距離が近いので、炊事の合間に洗濯ができます。
子どもの事も考え、だけど夫婦2人が主役のプランに仕上げました。
専有面積65.10m²
3LDK→2LDK
リフォーム予想金額800～1,000万円
※金額は大きく変わる可能性があります。
カッテに自信作！
