プラン設計者
趣味はマンションの間取りをプランニングすること。「こんなプランあったら面白いな」「4人家族ならこんなプランはどうだろう?」などを考えて、形にするのが楽しいです。インテリアショップやモデルルーム、住宅設備のショールームを見学してプランに取り入れることも-。
現実のリフォームでは色々な制約がありますが、ここは私の妄想の世界。これまで作成したプランから厳選してサイトに公開していきます。
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玄関から居室への視線を遮る曲がった廊下。壁を飾り、通路を楽しむ家
専有面積71.27m² 2LDKの間取りをどうプランニングするか・・・
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マンション間取りの代表格と言っても過言ではない、個室が“田”の字に配置された『田の字型』プラン。全ての部屋に窓がありますが、「部屋に窓がある=風通しが良い」というわけではありません。風は入口と出口がなければ通り抜けないので、もし風通しの良いプランにするなら、対角線上に窓と窓を設ける必要があります。 さらにこの間取りで気になる点は玄関からLDKまでの長い廊下です。これだけのスペースを、ただ人が通るだけの通路にするのはもったいないので+αの付加価値をつけようと思います。
玄関から居室への視線を遮る曲がった廊下。壁を飾り、通路を楽しむ家。
※勝手に妄想しているため、実現可能かは不明です。
廊下は玄関先からの視線を遮るよう、あえて動線を曲げました。これなら急な来客でも、玄関先から個室内部を見通せません。さらに、廊下の壁面にディスプレイ用の棚を設けて『ギャラリースペース』という付加価値を与えました。お気に入りの小物やアートを飾るのはもちろん、本を並べてライブラリースペースにしてもよさそうです。
風通しを良くするために、対角線上に窓が来るようサニタリーを大移動しました。浴室、洗面室、ウォークインクロゼット、バルコニーが一直線に連なったサニタリーは通風良好。家事動線が短くなるよう、キッチンと洗面室/洗濯機置場の距離を近くし、またウォークインクロゼットをバルコニーのすぐ近くに配置しました。スペースにゆとりをもたせた洗面室は、天井に物干しポールを付けて室内干しできるように・・と考えています。雨天でも花粉シーズンでも気にせず洗濯ができ、また洗濯機から取り出したらすぐに干せるというメリットが。洗面室とウォークインクロゼットが近いので、乾いたらすぐに収納できるのもポイントです。洗面台横の棚はタオルや衣類の一時置場で、下部は除湿器置場を想定しています。
80~100m²のプランにある『水回りを大胆に移動させ87㎡を贅沢な1LDK+WICにリフォーム』同様、このプランも室内をぐるりと回遊できる動線に仕上げています。
専有面積71.27m²
3LDK→1LDK
リフォーム予想金額900~1,100万円
※金額は大きく変わる可能性があります。